最高の幸せ・・・ めっけ! | えろガキ やっしゃん の思い出日記

最高の幸せ・・・ めっけ!

えろガキ やっしゃんばい。

ちょっとまとも路線ば走りよるバッテンが、モードは突然いろいろ変わるとばい。

まあ、計画性のなさは折り紙つきやっけんで・・・


昔、びっくり日本新記録ち言う番組のありよったとは知っとる人もおるやろ?

あれは、中学生の時やったとばい・・・


「背走50M競争」っていう競技があったとさね。


もちろん番組のオリジナルで、それまではそういう発想がなかった競技。

「なんじゃいろ、面白かごたるやっか・・・」

 

俺はその番組に嵌って見入ったとさ・・・

予選の次々にあって、何番目かの予選になったとき・・・


「ありゃ? はあああ?????」


その予選に見覚えのある顔の出てきたとさね。


なんと!


その当時の生徒会長やったと。
自分の中学校の!


「おいおい・・・ これ、全国放送ぞね???」


一瞬、学校放送ば見よるごたる錯覚に陥ったとバッテン・・・

間違いなか・・・

「会長じゃなかか・・・」


会長ば直接知っとる訳じゃなかとバッテン・・・
当時、1年生の俺は3年生のその会長が大物に見えた・・・

確か、江口さんじゃなかったかな?

どこ中学て・・・???


ううんんんんんん・・・・・


じゃ・・・ 大ヒント!

校歌を歌います!


「紫雲の~ 彼~方 雲仙の~ 」

で始まる校歌ばい。


当時、不思議に思うたとさね。

紫雲の彼方、雲仙の・・・ って言うバッテン・・・


ここは、福岡県ばい。

雲仙は、長崎県ばい。

間は・・・  有明海ばい。


どげんやって、雲仙の見ゆるとやろうか? ち

不思議でしょんなかったもんなあ・・・
(不思議で仕方なかった)


まあ、快晴の時には、柳川の有明沿いくらいからは見えることもあるらしかバッテンが

な。


で、背走50Mバッテン・・・


会長は予選を1位で通過。

バッテン、決勝で負けたとば覚えとる。

翌日は、学校は大騒ぎやったっさ。


そして、俺は2年生の時に、隣町の中学に転校したと。

どこって???

じゃ、校歌ば歌います。


「お~まき~の や~ま~の~ そ~ら~とお~お~く~」

で始まる学校ばい。


そして、2年生の秋。

生徒会長選挙に、何故か推薦人がたくさんついて立候補。

副会長になったとさね。


選挙のスローガンは今でん覚えとるばい。


「躍進する生徒会!」やった。


当時、「躍進」っていう言葉ば覚えたてで、使いたかっただけ。

案の定・・・


「躍進ってどういう意味?」

って聞くやつもおったとさな(笑)


そして、いろんな改革を推進する中で・・・


「運動会に背走50mを取り入れよう!」と提案。

生徒会の仲間は・・・


「それ、面白かとね?」

ち疑心暗鬼状態やったもん。

 

バッテン、生徒会の意見として先生に提案。

すると、教員側から


 「後ろ向きで走るとは、危険じゃなかか?」と反対意見。

 

ここが、面白かとバッテン・・・


先生たちに危険ば理由に反対されるぎっと


生徒会が一致団結して認めさせる方向で様々な働きかけば各自するようになった。

殆どのやつが、疑心暗鬼やったとにばい(笑)
そういう年頃さね。


そして、結果、見事正式競技としてスタート。

結構、面白いということでウケた。

頭が危険ということで、最初は登校用の自転車ヘルメットを被って競技したような記憶

がある。


ところがね・・・・


数年前に母校の運動会ば見る機会のあったとバッテンが・・・


「次の競技は・・・ お待たせしました。恒例の背走50mです」


やってたのよ。
あんた!

 

伝統行事になって・・・

20年以上も続いていたとばい。

もう、感動したと・・・



考えてみて・・・


俺がたまたまあの日に・・・

びっくり日本新記録ば見とらんやったら・・・

 

それに、会長が出とらんやったら・・・

 

その学校に転校しとらんやったら・・・

 

生徒会の副会長になっとらんやったら・・・


教員が反対したときに、生徒会が一致団結しなかったら・・・


  


 

実現しとらんやったとばい。 確実に・・・


俺って・・・ いいじゃん! みたいな・・・


自分で自分を誉めたいみたいな・・・



でも、あんたにもあるとばい。

絶対にあるとばい。


誰にも知られんでも、あるとばい。

そんなことが・・・  何か・・・


皆に愉しんでもらう種ば自分が、どこかに植えたみたいな経験・・・


しかも、何年も経って、自分は懐かしいとさね。

そして、俺は懐かしさのあまりに、そこにいた生徒に言うたとさ。


「この競技は、俺が始めたとばい。 まだしよったとね」

すると、その生徒が言うとさ。


「おっちゃん・・・  誰? ここの先輩ね? 」


少しだけ寂しかバッテン・・・

それが、また・・・・ よかとさ。


自分だけが知っとる・・・ 事実やっけん。


確かに自分の発想がスタートばってん、もう彼らのモノに変化しとると・・・


そして、俺が始めたことば知る者は、地元には誰もおらん・・・


でも、誰かが、どこかで


「ああ・・・ そう言えば、そんなヤツおったな・・・ 名前、何ち言うたっけ?」


 

 

そんなヤツに・・・


なれれば、最高の幸せ・・・ かな?

今日は、ちょっとセンチな、えろガキやったばい!